こんばんは。森岡です。
『春眠暁を覚えず』という言葉を知っていますか?
中国、唐の時代の孟浩然という人がつくった詩の一文です。
「春の夜はまことに眠り心地がいいので、朝が来たことにも気付かず、つい寝過ごしてしまう」という意味です。
寒かった冬を経て、だんだんと暖かくなる。そして睡眠にはベストの気候になる…というのが簡単な解釈でしょうか。
でもね、うちの生徒たちを見ているとなんだかそれだけではないようです。
というのも生徒たちはなんだか疲れ顔。
理由を考えると、これが実に多い!
花粉症で寝つきが悪いため。寒暖差によって体調を崩しているため。暖かくなり(最後の大会が近くなり)部活動の練習がハードになってきたため。春休みの課題がとても多いため。ただ単に夜更かしして生活のリズムが乱れたため。
いやーまだまだ出そう。
まあ確かに春って気温や環境などたくさんの変化がある季節ですよねー。
でもそう考えると、そんな時期にぐっすり眠ることができる唐の時代の人のタフさ、そして現代人の忙しなさを感じずにはいられませんよねー。
とはいえ、そんな世の中を生きる我ら。
いくら眠たくてもやる時にはやらないといけません!
でもうまく付き合っていく方法を考えることは必要なのではないでしょうか?
例えば今日、塾に来るなりひたすら眠たそうな生徒が…。
その生徒は何とか勉強を始めようとしたのですが、よりによってその子が一番嫌いな社会…。
案の定、やる気の低下とともに彼のまぶたも下へ…
これはいかんですよね。
眠たい、やる気が出ないなど心がマイナスの時に苦手な勉強をするのはさらなるマイナスを呼び起こします。
お腹いっぱいの時に嫌いな食べ物を食べようとする人なんていませんよね?
そんなときこそ、自分が得意な教科や好きな勉強をするべきなのです。
そんな自分(の心)をコントロールすることができる力を生徒たちには身に付けてもらいたいと思います。
でも最初は我ら講師陣がアドバイスをするから安心してね!