こんばんは。森岡です。
みなさん、日々成長してますかー?
身長が伸びたり、足のサイズが大きくなったり・・・身体的な成長は成長期真っ盛りの生徒たちなら日々実感できるんじゃないでしょうか。
でも今日は精神的な成長のお話。
塾という空間において、成長ってのは昨日までは解けなかった問題が解けるようになったり、暗記の量が増えたりすることなんかがイメージできますよね。
我々も生徒の「できた!」が何よりのエネルギーになるので、そう言ってもらえるように指導に熱が入るわけです。
ただ、その「できた!」へたどり着くためには紆余曲折というものは避けて通ることはできません。
時に厳しい言葉もかけてしまわなければならないこともあります。
そんな時、たまにあるのはすれ違いの心。
講師は「なんとかできるようにしたい!」
生徒は「なんでできないんだぁー!」
それが悪化すると、お互いの気持ちがすり減ってきます。
愚痴もこぼしたくなるわけです。
前置きが長くなりましたが、生徒が「わからん!」と発言するときにはその様な心のやりとりがあると思います。
この「わからん!」という一言。ちょっと曲者なんです。
どこまで理解して、どこまで考えてなんていう背景が見えないんです。
そしてそのセリフが癖になると、問題を見た瞬間に『諦め』に変わってしまうのであります。
まさに昨日の「オフロードパス」の精神の真逆ですよね。
さて、テスト前のある生徒。ここ数日「わからん!」を連発していました。
焦りもあったのでしょう。心が疲弊してたのでしょう。
でも癖になると恐ろしい言葉。僕からは「わからん!」禁止令が出されていました。
でもでも続く「わからん!」のオンパレード。毎日心配で心配で。
それが今日一言もその言葉が出てこなかったのです!!
そしてもちろん勉強の出来もアップ!難問も解けました!
「わからん!」を言わなかった。これも立派な成長です。
そんな瞬間に立ち会えたことがたまらなく嬉しいのです。