こんばんは。森岡です。
甲子園、終わりましたねぇ。
仕事でほとんど見ることはできませんでしたが、『熱闘甲子園』やニュース、新聞などで堪能しました。
世間では広陵高校の中村選手が数々の大会記録を塗り替えてめちゃくちゃ注目されていますよね。彼が打席に立った時の「打ちそう感」はすごかったです。
ですが、僕が今大会で一番印象に残った選手はその中村選手ではありません。
東海大菅生の上林選手です。
背番号は17。甲子園ではおそらく一度も打席に立ってはいません。
じゃあどこが印象に残ったの?
と思うかもしれません。
ではこの記事を見てください。
https://baseballgate.jp/p/112999/
彼は昨日の試合で、代走として出場。見事な走塁で貴重な同点ホームを踏みました。
打つ・捕る・投げるがメインの野球において「走る」ことは影をひそめがちなスキルです。
しかし、そのスキルを磨き、背番号を得たこと。そして1試合であるかないかの出番にいつも備えていたこと。さらに少ない出場機会で「スーパープレー」をやってのけたこと。
そういったものが背景にあるのかと思うとグッとこみ上げてくるものがありました。
「華やかなところだけでなく、その裏にもいくつものドラマがある」
そういった視点で見るスポーツはまた格別なものです。
そうそう、一芸を極めることは何もスポーツの世界だけではありません。
現在中3の受験対策授業で毎週行っている歴史テスト。
毎回本気で取り組んで、常にトップをとっている子がいます。
どうやら極めていく楽しさを手に入れたようです。
その子に負けじと他の生徒もよく頑張っています。
ここで歴史を極めることで、上林選手の最高にかっこいいヘッドスライディングのような結果が今後のテストや入試で出てくれればいいのになぁ。